お勧めの本

最近読んだ本が面白かったので紹介したいと思います。

「線は、僕を描く」と「一線の湖」です。

著者は、砥上 裕將さんです。

ざっくり言うと、水墨画を通して主人公や周囲の人たちが成長していく話なのですが、読みやすいし、水墨画の奥深さにも触れることができます。

作者さんは、水墨画家でもあるようです。まあ、そうじゃないと書けないだろうなと思います。

私は、「一線の湖」から読んでしまいそれはそれで楽しめるのですが、やはり「線は、僕を描く」から読むことをお勧めします。「一線の湖」は「線は、僕を描く」の数年後から物語が始まるからです。

「線は、僕を描く」は、2020年の本屋大賞3位だったようです。本屋大賞にノミネートされる作品は流石だなと思う本が多いですね。

ぜひ、読んでみてください。

 

あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いします。

 

昨年末に2024年の内視鏡件数を数えました。

胃カメラ:1626件

大腸カメラ:787件でした。

合計すると2413件と過去最多の件数でした。

現在、平日は毎日胃カメラ6件、大腸カメラ4件施行しています。(木曜日午後は休診のため大腸カメラは施行していません)

土曜日は胃カメラ5件、大腸カメラは1か月に1回5件施行しています。

これ以上増やすことはできないくらい頑張っているものの、それでも1‐2か月程度先の予約となってしまいます。

早く検査して安心していただきたいと思うのですが、申し訳ございません。

 

現在、外来診療も大変混雑していることが多く、ご迷惑をおかけしています。

これらの状況を改善すべく、移転してクリニックを大きくして医師も増やすことを検討しています。

もう少し具体化しましたら、お知らせしたいと思います。

ヘリコバクターピロリ

先日、ピロリ菌の診療において少しトラブルが発生しました。

その日は、当院始まって以来の大変な混雑で私のあせりもあり説明がうまく伝わらなかったのが原因でした。

この場で改めて、ピロリ菌診療のルールをお伝えしたいと思います。

 

ピロリ菌を調べる、退治する(除菌と言います)、除菌判定をする。ことはいずれも胃カメラをしてから半年以内でないと、保険が通りません。

保険が通らないということがどういうことかと言うと、通常患者さんはかかっている診療費の3割(年齢などによって1割2割の方もいます)だけ負担して、あとは国民保険か社会保険が負担することになるのですが、全額患者さん負担になるということです。

検診などで、ピロリ菌を調べて陽性と判断されると、胃カメラをしましょう。ということになります。

その理由は、1つにはこの保険が通らないということがあります。

2つめに、ピロリ菌がいるということは胃がんのリスクもありますので、胃がんがないか確認する必要があります。

3つめに、ピロリ菌が長く胃内にいると、胃に萎縮という粘膜が薄くなるような変化がおきます。萎縮の程度は胃がんのリスクと関連があるので、胃がんがあるかどうかとともに胃がんのリスクも評価します。

4つめに検査でピロリ菌が陽性であっても、検査の精度は100%ということはないので一定の割合で間違いが起こります。胃カメラを行い、ピロリ菌がいることに矛盾がないのかも確認し、本当にいると言い切れない時には別の検査を行う必要があります。

そのような諸々の事情がありますので、まずは胃カメラをしましょう。ということになるのです。

 

どうしても胃カメラを受けたくないという方は、自費(保険を使わない)で除菌することもできますが、費用的にも高くなりますし、上記のようなこともありますので、胃カメラを基本的には行ってもらうことになります。

 

 

イスの座面を張替え

イスの座面は結構へたってしまいますよね。

クリニックで使っているイスの座面も結構へたってしましました。

以前もイスの座面の張替えをしたことがあるので、ちょっとやってみました。

 

イスの座面張替え前

 

座面が薄くなっているのがわかりますでしょうか。

そして、こちらが以前張り替えたイスです。

 

以前張り替えたイス

 

座面の厚さが違いますね。

こちらはそれほどへたってはいないのですが、そろえるために表面だけ取り換えというか上から新たな布(今回は合皮)をかぶせました。

 

へたったイスの座面も本来はタッカー(ホッチキスみたいなもの)をとって、布を外さないといけないのですが、面倒なので今回は古い座面はそのままでその上にウレタンをのせて、合皮でカバーして、最後にタッカーでとめました。

 

ウレタン

こちらが厚みを増すためのクッション材です。

 

座面背面、タッカーでとめたところ

タッカーで合皮をとめたところです。

タッカーは適当に打っているので、裏面はきれいでないです。

 

イス2

 

ついでなのと、合皮が余っていたのでこちらも取り替えます。

 

張り替えたイス

こんな感じで張替えが無事終わりました。

合皮は伸びが悪いので、角の処理が難しいです。というか、きれいにはできませんでした。

まあそれでも、実用には耐えうるかなと思って満足しています。

 

時間もそれほどかかっていません。

ただ、今回の合皮はネットで安く購入したので折りたたまれて届き、折り目がついてしまっていたので、アイロンでしわを取る必要がありました。

また、今回はもともとの表面の布をとらずに上乗せしたので楽でしたが、ちゃんととるのであれば結構時間はかかると思います。

それから、古いタッカーのせいか安物のせいか途中から調子が悪く、空打ちになってしまうようになってしまったので、一つのイスはまだ完成していません。

ネットで新しいタッカーをポチッとして明日には届く予定なので、明日完成させたいと思います。

 

肩の調子はだいぶ良くなりました

今朝は寒かったですね。

体調を崩しやすいのでお気を付けください。

朝夜の通勤では、ダウンジャケットまで着込んで自転車に乗りましたが、顔と耳が冷たかったです。

明日からはもう少し対策をしようと思います。

 

私の肩は、石灰沈着性腱板炎なのか肩関節周囲炎なのか結局よくわからない状態でしたが、リハビリのおかげか痛みはだいぶ良くなりました。

可動域制限もまだまだありますが、日常生活に困ることはあまりなくなりました。

このブログを見てくださっている患者さんから、肩は大丈夫ですかと、声をかけていただくこともありました。

ご心配をおかけしましたが、だいぶ良くなり昨日でリハビリも卒業しました。

あとは、地道にセルフリハビリを続けたいと思います。

消火訓練

今回、青木商会さんに消火訓練用の消火器を貸していただき、消火訓練を行いました。

 

レバーの上についている黄色の安全ピンを抜いて、ホースをはずして火元に向け、レバーを握って消火します。

動画も参照してください。 

youtu.be

お借りした消火訓練用の消火器は、実際の消火用の粉末が入っているわけではなく、水が入っているので訓練で安心して使うことができます。

一度やってみた方が実際に火事になった時(火事になってほしくはないですが)に冷静に対処できやすくなると思います。

実際の訓練の様子です。

消火訓練

勢いは、ホースから出る水くらいです。

汚れていた壁が少しはきれいになるかと思ったのですが、全くきれいにはなりませんでした。

消防署でも消火訓練用の水消火器を貸してくれるそうです。

ぜひ、みなさんも一度訓練してみてください。

「存在のすべてを」

久しぶりに、読み応えのある本に出合ったので紹介します。

読んだ人もいるかと思いますが、2023年本屋大賞3位の「存在のすべてを」塩田武士著です。

この年の本屋大賞は「成瀬は天下を取りに行く」でした。こちらももちろん面白いし、主人公も魅力的なのですが、「存在のすべてを」の方がストーリーというか展開がすごいです。途中でやめられないというか。始まりはミステリーのようで、全体的にもミステリーのようで、でも愛の物語でもある。そんな感じでしょうか。

もちろん好き嫌いはあると思うので万人にお勧めではないですが、興味がある人は読んでみてはいかがでしょうか。

私の中では、今年読んだ本の中で一押しです。