読書感想文?

皆様は、GWをどう過ごしたでしょうか。
今年は、stay homeということで、家にこもっていた人も多いのではないでしょうか。
私も家で読書三昧の日々でした。
本当は、リアル書店を応援するためにも本屋に行きたかったのですが、このようなご時世なのでamazonで本を注文しました。

その中で、印象に残ったのは「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 」と「FACTFULNESS(ファクトフルネス)10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣 」です。
「ぼくは~」は日本に住んでいると、あまり感じないようなことが海外(イギリス)で暮らすことでいろいろ考えざるを得ないということを著者の息子さんを通して書かれています。。
経済格差(貧困)、人種差別、LGBTQなどのことは、日本にいるとあまり気にしないのではないかと思うのですが、我々もきちんと考えないといけないと思いました。
LGBTQ(Qはquestionでまだわからない人のことだそうです)は、日本でもだいぶ身近になってきているかもしれません。
TVで活躍している人を良く見ますし、患者さんでもいます。みんなが、偏見など持たれずに生きやすいような社会が望ましいと思います。
また、貧困によって子供の将来性を奪ってしまうようなことは極力ないような社会を目指さなくてはいけないと思います。

貧困問題、人種差別問題は「FACTFULNESS(ファクトフルネス) 」の本にも関係したことが記載されています。
こちらは、偏見を極力排して事実をありのままにとらえるためにどうすればよいか。ということが書かれています。
世界は良くなってきている。今後も良くなっていくだろう。ただし、懸念されるグローバルリスクが5つあるとして、感染症の世界的な流行、金融危機、世界大戦、地球温暖化、極度の貧困をあげている。
まさに今、新型コロナウイルスが世界的な脅威となっていて、これが極度の貧困に悪影響を及ぼす可能性もあり、金融危機や世界大戦のきっかけにならないとも限らない状況です。
この5つのリスクを挙げていることからも、著者がいかに世界を正しく見ていたかの証拠になっているのかなと思います。
最後の最後で、メインの著者は亡くなられたことが明かされてちょっとショックを受けましたが、行動や書籍を通して全人類に多大な影響を与え続けたことに敬意を表したいと思います。
この2冊は、ベストセラーになっているので読んだ人も多いかもしれません。ベストセラーになるだけのことはあると思いました。

ちなみに、他には原田マハの「たゆたえども沈まず」や村上春樹の「猫を棄てる 父親について語るとき」も読みました。「たゆたえ~」はゴッホの生涯が書かれていて面白いのですが、かなりフィクションが多いとのことで少し興ざめしました。
「猫を~」は村上春樹が好きな人は良いですが、内容の割にはお値段が高いかなと思いました。そこまでのおすすめではありません。原田マハ村上春樹も大好きな作家なので、期待が大きすぎたのかもしれません。