このブログを読んでくださっている複数の方から、「村上春樹の新刊は読んだんですか。」
と聞かれました。
まず、最初の質問の村上春樹の新刊「街とその不確かな壁」はGWに読みました。
ただ、私が村上春樹さんの小説の中身を理解できているかと言われると、たぶんできていないです。
読んで面白いと思えば良いのではないかと思っています。
そもそも、村上作品の魅力はよくわからないところにあるのかもしれないとも思います。
1回目読んで、2回目読んで、1回目とは違う感想を持つことはざらなので、Aさんが読むのとBさんが読むのではおそらく捉え方や感想も変わってくるのが当たり前なのかなと思います。
強いてどこが魅力かと言うと、まず文章が読みやすいこと。次に、登場人物が吐くセリフなどで、ハッとさせられることがあること。あと、いろいろ考えさせられることでしょうか。
私は確かにたくさん村上作品を読んでいますが熱心なハルキスト(村上さんは村上主義者と言ってほしいと発言しています)ではないですし、、、。
わたしはもともと「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」がかなり好きだったのですが、村上さんがそれで納得せず、今回同じ題材で違った作品を作らなければいけなかった理由はよくわかりません。
今回のも面白いと思いますが、「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」も十分面白いので。
あらためて、「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」を読んでみましたが、やっぱり面白いなと思いました。
最後に、村上作品は万人受けするものではないと思うので、それほど好きでなければ無理に読む必要はないのではないかなと思います。