ゴールデンウィークの過ごし方

みなさんは、GWをどのように過ごしましたか。

私は、主に本の片づけと読書に費やしました。

本の片づけの前に、まず本棚を作りました。

本棚は、大きかったので作るのは結構大変でした。

横にした状態で作って、その後に立てる作業も難渋しました。

本体は25㎜と30㎜の厚さの集成材で、棚板も25㎜の厚さで作ったのでとにかく重い!

巨大な本棚を作る際には、皆さん注意しましょう。

 

その後に、取っておく本、捨てる本、買い取ってもらう本に分けました。

捨てる本と買い取ってもらう本で段ボール4箱分になりました。

だいたい分けたのですが、もう少し取っておく本を減らした方が良いかなと思っています。

ついつい本も読みながらなので時間もかかります。

 

久しぶりに読んだ本で、結構良いことが書いてあったのでちょっと紹介したいと思います。

 

「ハーバードの人生を変える授業」というタル・ベン・シャハーという著者の本です。52の章からなっていて、一つ一つの章に大変興味深く意義のあることが書かれています。

まず最初の章には、感謝することの重要性が書かれています。

毎日、感謝したことを5つ書き出したグループは、そうしなかったグループに比べよく眠るようになり、良く運動するようになり、身体的な不調も減ったそうです。

その後の章に、習慣化すること、運動することの重要性も書かれています。

それほど大した労力ではないので、みなさんも寝る前に感謝できることを書き出してみるのはいかがでしょうか。

 

それから、上橋菜穂子さんの最新刊の「香君」上下巻を読みました。以前の作品の「獣の奏者」ⅠⅡ巻も読みました。「鹿の王」1-5巻は読んだことがあったのですが再読しました。3作品ともどことなく似たような感じがあります。

とてつもなく不幸な絶体絶命の危機から始まり、何とか乗り越え、運命に翻弄されながらも頑張って生きて成長していく。最後はまあまあおさまりの良いところに落ち着いてああ良かった。という感じですかね。

小野不由美さんの「十二国記」シリーズも壮大な世界観でとても好きなのですが、上橋さんの物語も「十二国記」ほどではないですがどれも壮大です。特に「鹿の王」のスケールはなかなかのものです。

上橋さんの作品の方が、最初から最後まで筋が通って納得できる気がします。初めはつらい境遇でもきっと良い終わり方になるのだろうと期待しながら読み進めることができ、期待に裏切らないほんわかと良い感じで終わるように思います。

まだ読んでいないシリーズもあるので、徐々に読んでいきたいと思います。

 

 

ドライブ・マイ・カー2

前回、「ドライブ・マイ・カー」の作品について軽く感想を述べたのですが、今日はもう少し掘り下げてみます。
あくまでも、私の考えなのでそういう考えもあるのかな程度に読んでいただければ幸いです。

 

村上春樹さんの作品は、好き嫌いが結構別れると思います。
私は好きな方ですが、嫌いという人の気持ちもわかる気がします。
登場人物がすぐセックスするとか、作品自体よくわからないとか、そんな感想も聞きます。

 

村上春樹さんは、セックスをコミュニケーションのひとつと捉えていると私は思っています。
そして、濱口監督も村上さんがそう捉えていると考えて今回の作品になったと思われます。
主人公の妻と浮気をしていたダメダメな俳優が出てきますが、共演者とセックスをするということを暗喩するシーンがあります。
この俳優は、相手をもっと知りたいと思ったときにセックスをすると言っていました。
一方、主人公と女性運転手の間には、セックスを介さないでお互いを理解しあうことができました。
これを対比することで、コミュニケーションという主題のひとつをわかりやすく提示しているのかなと思いました。

 

「ドライブ・マイ・カー」の原作が収められている、「女のいない男たち」という短編集には、「ドライブ・マイ・カー」が一番先に収録されていて、一番最後に書き下ろしで表題名と同じ名前の「女のいない男たち」が収録されています。
「ドライブ・マイ・カー」は、愛する妻を失った男性の物語ですが、「女のいない男たち」は、愛する妻を失った男性を第三者的な立場から思いやるお話です。
愛する女性を失った男性は、その喪失感から、女のいない男たちになってしまう。そうならないと良いのだが。みたいな話です。
「ドライブ・マイ・カー」が収められていて、それに関連してこれを書き下ろして収録したものと思います。


私は、「女のいない男たち」を読み返してみて海老蔵さんのことを考えました。
海老蔵さんは、愛する妻を失って、それでも周りに女性がたくさんいると報じられているようです。
最初は、女のいない男たちとは全然逆なんだなと思ったのですが、もしかしたら海老蔵さんは愛する妻を失って、その喪失感がすごすぎて実は女のいない男たちと同じような状況になっているのかもしれないと思いました。
私は、特に海老蔵さんが好きなわけでも、擁護するわけでもないのですが、そう考えると理解できる部分もあるのかもしれないなと思いました。

 

村上さんの作品は、その作品を通じていろいろなことを考えることができるというのが、良いのだと思います。
たとえ、それが作者が言いたいことではなかったにせよ、作品を通じていろいろな解釈をして、いろいろ考えるというのが村上作品の醍醐味なのだと思っています。

ドライブ・マイ・カー

ドライブ・マイ・カーがアカデミー賞国際長編映画賞を受賞しました。

原作は村上春樹さんです。

村上春樹さんは好きな作家さんの一人で多くを読んでいます。

ここ20年くらいの作品は全部読んでいると思います。

こちらの原作も読んではいたのですが、あまりピンときていませんでした。

アカデミー賞を獲ったということと、高校時代の友人から「監督の濱口竜介さんは、我々の通っていた東葛飾高校出身らしい」との情報をもらい、これは観なくては!と思っていました。

なかなか映画館にも行けないので、私はアマゾンビデオで観ました。ちなみに400円でした。

 

原作の世界観を踏襲しながら、もっと昇華させて理解しやすくなっていると思います。

チェーホフの劇とリンクしながら、「生き残っている人間は後悔を抱えながらも生きていかなくてはいけない」ということを強いメッセージとして受け止めました。

 

瀬戸内の海が目の前に広がるお宿はいいですね。

泊まってみたいです。

転居しなくてはいけないよう事情ができたら、沖縄に移住したいなとひそかに思っているのですが、瀬戸内も良いなと思いました。

妄想の世界で、瀬戸内も候補にしたいと思います。

 

好き嫌いはあるかもしれませんが、観てみてはいかがでしょうか。

注意点としては、子供と一緒に見るのは止めた方が良いと思います。

 

パソコン小改造

みなさんは、少し古くなったパソコンをどうしていますか。

クリニックのパソコンは現在15台あり、ちょっと古くなってきたパソコンもあります。

壊れてから新しいパソコンを買うと、使えるようになるまで時間がかかるのでちょっと古くなると新しいパソコンを買うことが多かったです。

最近、HDDを交換することができるということを知ったので、交換してみました。

ちなみにパソコンに関しては、全くの素人です。

 

当院はDELL、Hpのパソコンが多いのでネットでググるとパソコンの開け方がだいたい書かれています。または、youtubeでも見られます。

HDDを取り外すことができれば、デュプリケーターという機械を使うとOSも含めてコピーができるので、コピーしたものを元に戻すだけです。

ただ、これだと早くなるわけでもないしあまり達成感がないのも事実です。

ということで、今度はHDDからSSDへの交換をやってみました。

 

パソコンはドスパラという日本の会社のデジノスノートです。

まず裏返して、バッテリーを外します。

次に、3つのねじを回して裏蓋を外します。

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すると、右下にHDDが見えます。ねじを回して横にずらすとHDDが外れます。

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今回使うSSDです。

もともとのHDDが500GBでしたので、同じ容量のSSDを購入しました。

だいたい6000円程度で入手できます。

私は、NTT-Xのセールで5500円で購入しました。

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デュプリケーターに古いHDDと新しいSSDをさして、ボタンを押すとコピー開始です。

2時間程度でコピーは終了しました。

後は、SSDをHDDの代わりに戻すだけです。

ちなみにデュプリケーターは、ロジテックというメーカーのものです。

アマゾンで買うより、ロジテックダイレクトの方が少し安いです。

 

ドスパラのノートパソコンはそこまで売れているわけではないないためか、裏蓋の外し方がネットでうまく探せず不安はありましたが、えいや!とやったら外れました。

後は簡単でした。

SSDにすると電源を入れた後の立ち上がりが明らかに早くなります。

それほど難しい作業ではないので、皆さんも試してみてはいかがでしょうか。

ただし、自己責任でお願いします。

うまくいかないときに、やり方を聞かれても多分答えられないと思います。

ネットには、いろいろやり方を指南してくれているものがあるので参考にしてください。

事務机更新

受付裏に事務さんが使う机があるのですが、こちらを作り直しました。

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長さが1.8mあり、二人座れるようになりました。

今は、パソコン2台を置いてありますが、このほかにスキャナなどを設置する予定です。完成したら、またアップしたいと思います。

 

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こちらが以前使っていた一回り小さい机です。

結構日焼けしていますね。

分解、切断して再利用しようと思います。

 

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こちらが、分解、切断した木材です。

いずれ、何かを作る材料にしたいと思います。

木材は再利用できるので、エコですね。

新年あけましておめでとうございます

新年あけましておめでとうございます。

久しぶりの更新になります。

昨年は、コロナワクチン接種もあり忙しい日々でした。

あまり、投稿するような内容もなく更新をさぼっていました。

今年もできる範囲で綴っていこうと思いますので、よろしくお願いします。

 

今年一番初めの仕事は、受付のコロナ感染対策のビニールシートが少し破けて汚くなっていたので、取り換えました。

 

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いままでは、ツーバイフォーの木と木の間にひもを張ってそれにビニールシートを吊り下げていたのですが、今回ツーバイフォーの木に杉の細い木を打ち付けてそこにビニールシートを吊り下げました。

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受付の横からだとこんな感じです。

以前より少しすっきりしたかなというのと、ビニールシートも交換しやすくなったので破けてきたらまた交換しようと思います。

 

今年もよろしくお願いします。

持続可能なクリニックのために

みなさまは、お盆休みをどうすごされたでしょうか。

昨年に引き続いて今年もどこにも行けませんでしたので、家で何冊かの本を読みました。
2021新書大賞第1位の帯につられて、人新世の「資本論」という本を買って読んでみました。
このままでは地球が危ない、ではどうすれば良いか。ということが書かれています。
いくつかは共感ができ、いくつかはどうかなという感じなのですが、難しい内容をかなりわかりやすく書かれています。

いろいろなことを考えるきっかけとして読んでみるのは良いのではないでしょうか。


私は、この地球のサステナブル(持続可能性)について考えるとともに、今のクリニックの持続可能性についても考えを巡らせました。
今のクリニックは、日にもよりますがちょっと混みすぎているのではないかと思っています。
混む状況は、経営者としては良いように思うかもしれませんが、医者としては一人一人にかけられる時間が減り満足な診療が出来ない場合もでてしまいます。
待合室も混雑しますし、患者さんも嫌な気分になってしまうのではないかと思います。
スタッフも疲れ果てて辞めてしまう人がでてしまう可能性が高まります。
一人が辞めて、すぐに補充も出来なければより大変になって、雪崩のように辞めてしまう事態だってありうるかもしれません。
そうすると患者さんにも迷惑がかかりますし、私も疲弊してしまいます。
そうならないために、どうすれば良いだろうかといろいろ考えました。


待合室や駐車場がもっと広ければ、スタッフと医者を増やすのが一番良いのではないかと思いますが、今のキャパシティだとちょっと難しいのと、すぐに良いスタッフや医者を探すのは難しいと思います。


1つは、長期処方の容認です。患者さんによっては推奨でも良いかもしれません。
高脂血症高尿酸血症などで、データが落ち着いている人や、逆流性食道炎で症状が落ち着いている人は長期処方で良いと思います。
HbA1cが7を超えている糖尿病患者さんとか、症状が落ち着いていない患者さんは毎月受診の方が良いと思います。
また、処方が変わるときや状態が不安定の時には、いったん短めの処方になることもご理解をしていただければと思います。


それから、大変申し訳ないのですが新患の患者さんを制限せざるを得ないのではないか、と考えました。
ひとまず、小中学生の新患患者さんは小児科に行ってもらうことにします。
他の新患患者さんは、今後の状況を見ながら判断していきたいと思っています。
今通っている患者さんを大切にしていきたいと思っていますので、ご理解、ご協力のほどよろしくお願いします。