自動血圧計の台を作ってみました

当院で自動血圧計を使うと、普段より血圧が高めに出る。

とよく言われます。

来てすぐに測るからだろうと思っていたのですが、何度も言われるので新しくしました。

 

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しかし、結局新しくしても同様の訴えは減りませんでした。

ただよく言うのですが、自宅での血圧が一番大事なんです。

ぜひ、自宅でも血圧測定をしてください。

 

えーい、もう一台設置してしまえと思って、古い自動血圧計を引っ張り出してみました。一回目の測定が高い場合は二回目に測定するときに使ってください。

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背の低いおばあちゃんが測定するときに、血圧計の位置が高くて腕を奥まで入れることができずに測定することがある様でしたので、血圧計の位置をだいぶ低くしてみました。

位置が適切かわからないのですが、待合室に入ってすぐの場所にしました。

使いにくい場合は、位置を変更または撤去することもあるかもしれません。

 

台はツーバイシックス(2×6)で、椅子はツーバイフォー(2×4)を使って作りました。

今回は、カットはお店で全て済ませて、こだわりもなく適当に作ってしまいました。

使った道具は、電動サンダーとドリルドライバーだけです。

所要時間も半日程度です。

今のところ、塗料もぬっていません。

壊れて事故があってはいけないので、丈夫に作るように心がけたのですが、ちょっと丈夫に作りすぎたかもしれません。

椅子はだいぶ重くなってしまいました。

ツバメ2020

毎年、ツバメのことを投稿していますが、今年はどうなっているの?という声が聞こえてきました。

安心してください!

無事巣立っていきました。

その軌跡を写真とともに振り返ってみます。

 

まずは、4月20日にツバメが帰ってきました。

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壊れかけた巣に、二羽のツバメが仲良くとまっています。

 

次が、5月29日です。

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よく見ないとわからないのですが、ひなが顔をのぞかせています。

どうやら、今年は五羽のようです。

 

次が、6月4日です。

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だいぶ大きくなりました。

そろそろ、飛ぶ練習かなと思っていたところ、、、

 

翌日の6月5日に、

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一羽が下に降りていました。

落ちてしまったのか、飛ぶ練習なのか、戻してあげたほうが良いのかと悩みました。

ただ、巣を見るとだいぶ混雑していて戻せる余裕はなそうそうでした。

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そうこうしているうちに、お昼には下にいたツバメの姿は見えなくなってしまいました。

 

さらに翌日の6月6日には、

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一羽だけ残っていて、他のツバメの姿は見えませんでした。

昨日の一羽も含めて、巣立っていったのだなと安心しました。

翌6月7日には巣の中は空っぽになっていて、残りの一羽も巣立ちました。

 

6月9日には、

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あれ、また戻ってきていました。

それから間もなく、もう戻ることはなくなり、完全に巣立っていきました。

今年は、五羽とも無事育ったようです。

良かった、良かった!!

まだ、旅立つには早いので、もう一度子育てをするかもしれません。

 

 

宇都宮でもドライブスルーPCR検査が始まります

新聞などでも取り上げられていますが、来週水曜日の5月20日から宇都宮市でも新型コロナウイルスのドライブスルー方式のPCR検査が始まります。

ようやくこぎつけたという感じです。

(ここでは書けませんが、いろいろありました。)

 

検査に先立ち、防護服の着方、脱ぎ方の講習を受けました。

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N95マスクやガウン、手袋は2重とフル装備です。

N95マスクはいろいろあるらしく、今回装着のものはあまり息苦しくないものでした。

ここまで、覆うと誰だかわかりません。

暑い日に、これを着て2時間野外で作業です。

一度着たら脱げません。

水も飲めません。

脱水にならないように気を付けないと!

写真を撮ってもらったりはしてますが、もちろんまじめに講習を受けています。

 

宇都宮でもちょろちょろ感染者が確認されています。

宇都宮はもちろん、世界的に平穏な暮らしが戻ってくるよう願っています。

 

 

読書感想文?

皆様は、GWをどう過ごしたでしょうか。
今年は、stay homeということで、家にこもっていた人も多いのではないでしょうか。
私も家で読書三昧の日々でした。
本当は、リアル書店を応援するためにも本屋に行きたかったのですが、このようなご時世なのでamazonで本を注文しました。

その中で、印象に残ったのは「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 」と「FACTFULNESS(ファクトフルネス)10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣 」です。
「ぼくは~」は日本に住んでいると、あまり感じないようなことが海外(イギリス)で暮らすことでいろいろ考えざるを得ないということを著者の息子さんを通して書かれています。。
経済格差(貧困)、人種差別、LGBTQなどのことは、日本にいるとあまり気にしないのではないかと思うのですが、我々もきちんと考えないといけないと思いました。
LGBTQ(Qはquestionでまだわからない人のことだそうです)は、日本でもだいぶ身近になってきているかもしれません。
TVで活躍している人を良く見ますし、患者さんでもいます。みんなが、偏見など持たれずに生きやすいような社会が望ましいと思います。
また、貧困によって子供の将来性を奪ってしまうようなことは極力ないような社会を目指さなくてはいけないと思います。

貧困問題、人種差別問題は「FACTFULNESS(ファクトフルネス) 」の本にも関係したことが記載されています。
こちらは、偏見を極力排して事実をありのままにとらえるためにどうすればよいか。ということが書かれています。
世界は良くなってきている。今後も良くなっていくだろう。ただし、懸念されるグローバルリスクが5つあるとして、感染症の世界的な流行、金融危機、世界大戦、地球温暖化、極度の貧困をあげている。
まさに今、新型コロナウイルスが世界的な脅威となっていて、これが極度の貧困に悪影響を及ぼす可能性もあり、金融危機や世界大戦のきっかけにならないとも限らない状況です。
この5つのリスクを挙げていることからも、著者がいかに世界を正しく見ていたかの証拠になっているのかなと思います。
最後の最後で、メインの著者は亡くなられたことが明かされてちょっとショックを受けましたが、行動や書籍を通して全人類に多大な影響を与え続けたことに敬意を表したいと思います。
この2冊は、ベストセラーになっているので読んだ人も多いかもしれません。ベストセラーになるだけのことはあると思いました。

ちなみに、他には原田マハの「たゆたえども沈まず」や村上春樹の「猫を棄てる 父親について語るとき」も読みました。「たゆたえ~」はゴッホの生涯が書かれていて面白いのですが、かなりフィクションが多いとのことで少し興ざめしました。
「猫を~」は村上春樹が好きな人は良いですが、内容の割にはお値段が高いかなと思いました。そこまでのおすすめではありません。原田マハ村上春樹も大好きな作家なので、期待が大きすぎたのかもしれません。

風邪症状の患者さんへのお願い

風邪症状の患者さんへお願いです。

 

普段かかっている患者さんが安心してかかることが出来るようにしたいと思っています。ご協力をよろしくお願いします。

 

1.診察時間を限定させていただきます。

12時~、17時45分~

2.来院前にあらかじめ電話をして下さい。

3.クリニック到着時に再度電話をして下さい。

4.問診票を入り口の外でお渡ししますので記入して下さい。

5.診察時に電話でお呼びしますので、車の中で待機して下さい。

6.マスク着用をお願いします。(もしお持ちでなく来院された場合は一言声をかけてください)
7.風除室で手指の消毒をして下さい。

 

よろしくお願いします。

新型コロナにもそのストレスにも負けないようにしましょう

新型コロナが、いよいよ大変な状況にになりつつあります。
侮ってはいけませんが、心配しすぎて体調を崩しても駄目です。

当院の患者さんの中にも、不眠の訴えやめまい、食欲不振などコロナ疲れと思われる症状の方が結構います。

ストレス対策に、ちょっと運動をしてみましょう。
運動にはストレス減少効果があると証明されています。

自然とふれあうのも、ストレス軽減に効果があると言われています。
近くに公園があれば、お散歩がてらちょっと出かけてみましょう。

まだまだ大変な時が続きますが、頑張っていきましょう。

私は、岩田先生は偉いと思っています

今回、私が言いたいのは、岩田健太郎先生は立派だ!ということと、失敗を認めず、失敗の上塗りをすることに近い言葉でコンコルドの誤謬(ごびゅう)というのがあると言うことです。
決して政府の批判をしたいわけではありません。

本題に入ります。
2月18日に神戸大学感染症学の岩田健太郎教授がダイヤモンドプリンセス号の中の状況がひどいと告発しました。
レッドゾーンとグリーンゾーンの区別がついていない。どこが安全な場所なのかわからない。ということです。
告発がなければ、ダイヤモンドプリンセス号で何が起こっていたのか。がわかりませんでした。
私は以前から、岩田先生を直接ではなく本などを介して知っていますが、グローバルスタンダードの感染症学を日本に広める努力をしている人と思っています。
告発は、批判にさらされることもあると覚悟の上でされたと思います。私は勇気のあることをしたと受け止めました。

また、ダイヤモンドプリンセス号で14日間過ごしPCR検査が陰性だった方々は、下船後さらなる隔離は必要ない。公共交通機関を使って帰宅して良い。ということになりました。
この下船後の隔離が必要ないとの判断は、ダイヤモンドプリンセス号での14日間の隔離がうまくいったという前提で成り立っています。
本当に隔離がうまくいったのかは、この後検証などで明らかになる(必ず検証をしてほしいです)と思いますが、現時点ではかなり微妙と思います。
隔離後に船内で業務にあたっていた検疫官や厚労省職員、DMATの隊員も感染したと報道されています。
早速ダイヤモンドプリンセス号を下船した後に感染が確認された人がでました。(栃木県南部で!)
海外での評価も隔離はうまくいかなかったとの判断が多いようです。
もし、隔離がうまくいっておらず、それを認めずに下船後の隔離が必要ないと判断したとしたら、この状態に近い言葉はなんだろうと考え、2つ思いつきました。

1つは論語で、子曰、過而不改、是謂過矣。→子(し)曰(いわ)く、過ちて改めざる、是(こ)れを過ちと謂(い)う。という言葉です。
現代語に直すと、孔子(こうし)が言われた。「過失を犯して、そのままにしておくことがほんとうの過失というものだ。」ということです。

もう1つは、コンコルドの誤謬(ごびゅう)です。
これは、ある対象への金銭的・精神的・時間的投資をしつづけることが損失につながるとわかっているにもかかわらず、それまでの投資を惜しみ、投資がやめられない状態を指します。超音速旅客機コンコルドの開発は、途中で採算割れが見通せたにもかかわらず、それまでの投資が大きかったために事業を続けて赤字を拡大させ、最終的に営業停止になった。というコンコルドの失敗からきた言葉です。
主に経済的な事柄で用いることが多いですが、今回の件も近いものがあるのかなと思いました。

最後に、これ以上ダイヤモンドプリンセス号の下船客から新型コロナウイルスによる感染者がでないことを祈っています。
また、この騒ぎが早く収束することを切に願います。